主婦が婦人科がんになるということ:40歳代で婦人科がんの手術を受けたAさんの語りから (2)

2.術後、涙が出るほどつらかった

 

 術後どういうふうになるのかも全然わからないし、もう手術した後も多少痛くても我慢しなくてはいけない、痛みにも耐えて痛いって言ったらいけないのかなって。今思い起こせばそれ自体がストレス。で、痛み止めを打っているから痛くないよって言われているのにかかわらず痛みが全然引かなくて。痛いと訴えても点滴に痛み止めが入っているから痛くないはずだよと言われて。(辛いですよね)そうなんですよ、そうなんですよね。ほんと私、手術台からストレッチャーにボンと降ろされたときに覚醒してしまってもうそこからですよね。焼けるように傷が痛い。だから手術室から出るときは両目からもう滝のようなに涙を流していました。で、麻酔から覚めるのも早くて、これ後から聞いた話なんですけど、私麻酔が入る前に気を失っていたというか、手術室に行って背中まるくしてエビみたいに丸くしてくださいって言われてここになんかやりますよね。それ入れる前にもう眠ってしまっていたというか。

 

 で、その手術もどういう手術をしてどこまで取ったとかっていう説明は私には無かった。(家族への説明は)あったと思うんですけど、あまりにも私あの痛さに耐えられなくて泣いてしまっていたから結構な時間泣いていたと思うんですよね。

 

 ちょっと動けるようになって周りの人見たら、お腹にドレーンっていうのが必ず何本か入っているのに私は何もない。これでいいんだろうかと思いながら1週間、10日目くらいかな?それぐらいからここの縫ったところの一番上から体液が噴出してきて。その体液を止めるのにここにガーゼを、大きいガーゼを当てられて、当てられた上から貼る絆創膏でかぶれてしまって。

 

 

(3)につづく。