主婦が婦人科がんになるということ:40歳代で婦人科がんの手術を受けたAさんの語りから (7)

7.医療者のリンパ浮腫の知識の程度によって異なる安心感

 

 

 手術したときにリンパ浮腫の説明は、リンパ浮腫になったら困るからしゃがんで庭の草むしりはしない、虫に刺されない、あとは日焼けをしないこと、蜂窩織炎をおこすのでってこれだけ。蜂窩織炎って何ですかって聞いたら、聞いた看護師さんも蜂窩織炎のことについては知識がないみたいで、虫に刺されたりすると起きる病気なんだよっていうくらい。

 

 ここ(患者会)に来て〇〇先生に教えてもらって、蜂窩織炎のこと初めてわかった。足が熱をもっていたらこういうふうに冷やしなさい、氷もただ冷凍庫から出してきた氷じゃなくて、砕いて砕いて平べったいビニール袋にこうなるように角々が直接皮膚に当たらないようにっていう説明を受けたのは〇〇先生が初めて。だから〇〇先生に教えてもらった時のプリントを私はまだ大事に持っています。ちゃんとファイルにしてあって。疲れても蜂窩織炎が起きるし、季節の変わり目でちょっと体調がっていう時にも起きるんだよって教えてくれたのも覚えている。浮腫をひどくさせないのは体重を増やさないことだよっていうのも頭にあるし。実際に写真も見せてくれた。

 

 

 

(8)へつづく。