やっぱりがんになっちゃった:乳がんの手術を受けたBさんの語りから(1)

 

 

 

Bさんに乳がんの診断を受けてから現在までの、いろいろな思いを語っていただきました。

 

今回、Bさんにご承諾をいただきシリーズにして掲載させていただきます。


1.やっぱりがんになっちゃった

 

 

1)おっぱいにえくぼができた

 

 平成◯年でした。なんとなくおっぱいがちょっとえくぼができたことに気づいて、これはおかしいということで病院を受診して、それで検査の結果がわかるのが年末になってしまったんですね。それで先生と相談して仕事の絡みとかもありましたから、一ヶ月くらいちょっと時間を置いても危険はないだろうかと、ちょっとそこが心配だったので早急に手術をしなければいけないなら、やっぱりどうにかしてしますけど。一ヶ月くらい間をおいてもいいですかっていう確認をしたら、まぁ君の場合は10年くらいかけて大きくなったと思うので、一ヶ月空いたからといってそんなにすぐに大きくなるとは思えないからきちんと片付けてからでいいからということで、年末に相談して2月◯日に手術を受けました。

 でも手術前って結構手術前検査とか、あと、自分の仕事の引継ぎとかね、やっておくことがいっぱいあってすごく忙しかったんですよね。

 

 

2)たまたま1年空いちゃって

 

 母が、母自体自身が57歳の時にスキルスがんで亡くなっていたんですよね。年齢も近くなってきているので自分も気を付けなきゃということもあったんですよね。やっぱりがん家系というか、もしかしたら自分もそういう事になるんじゃないかっていう漠然とした思いはあったので、ちょっと早かったなという気がしましたね、告知をされたときにはね。やっぱりがんになっちゃった、ちょっと早かったけどっていうところでありました。ただは母も毎年人間ドックを受けていて、わかったときは3ケ月という余命宣告だったので。

 

 でも私自身も人間ドックを毎年受けていて、たまたま1年空いちゃったんですよ。たまたま。マンモ受けてからも2年も経っていなかったんですよね、だからやっぱり、たまたまってよく聞くじゃないですか。たまたま1年、この1年抜けたときにがんが見つかって、私も大当たりだったんですよね。その年にたまたま受けなかったところで見つかったというところです。

 

 

(2)へつづく。